玄米と白米の違いとは?
黄金色の稲穂が風にゆれる様は、とても美しいものです。刈りとられた稲穂は、10日ほど干して乾燥させ、穂から籾(もみ)をはずす「脱こく」をおこなってから、籾殻を取り除きます。籾から殻を取り除いただけのものが「玄米」で、まだ種皮や胚芽もついていますから、水をあげて世話をすると、やがて発芽します。
玄米の構造を見てみると、外側から、籾殻、果皮、種皮、でんぷん層、胚芽、中心に胚乳があります。精米によって、果皮、種皮、でんぷん層、胚芽部分を取り去り、残された胚乳の部分が、ふだん私たちが食べている「白米」になります。必要な部分がなくなっている「白米」に、いくら水をあげても、発芽することはありません。
玄米には「生命」があり、「白米」は既に無い、ということになります。「玄米を食べると元気になれる」というのは、生命を摂り入れているからかもしれませんね。
お米には、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンE、ミネラル、食物繊維など、私たちの体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。ところが、栄養素の多くは、ぬか層や胚芽部分に含まれていますので、この部分を取り去った「白米」には、全体の1/4程度の栄養しか残っていません。「玄米は体に良い」と言われるのは、こういった理由からがあるからです。
精米のときに、玄米を削る度合いによって「玄米」→「五分づき」→「七分づき」→「標準」→「上白」となり、右に進むにつれて、だんだんお米の色が白くなっていきます。玄米の胚芽部分を残して精米したものが「胚芽米」です。急に白米から玄米に切り替えるのは難しい…と思っている方は、胚芽米から試してみてはいかがでしょうか?