お米の歴史

「食事をする=ご飯を食べる」という意味になっていることからも分かるように、私たち日本人は、遠い昔から「お米」と深く関わってきました。お米の歴史をたどってみましょう。

縄文時代の日本では、人々は狩猟や植物採集などで食べ物を確保して生活していました。弥生時代に入り、中国から朝鮮半島を経て渡って来た「お米」は、沖縄、九州、四国と伝わり、少しずつ北上して日本全体に広がっていったのです。

稲作の方法も一緒に伝わったので、人々は「お米を栽培する」という生活をはじめ、食べ物を求めて他の土地に移動することもなくなり、一つの土地に永住するようになりました。人が集まると、決まりごとが生まれ、一つの村ができあがり、「社会」が作られていきます。また、お米の収穫を神様に感謝して歌や踊りを捧げたことが、各地で独特の「文化」を生み出すもととなったと言われています。

お米は「高温多湿」の場所でよく育つ植物ですので、梅雨がある日本の夏は、まさにピッタリな気候でした。しかも、秋に収穫して、食べ物が少ない冬の時期に保存しておいたお米を食べることができるのですから、当時の人々の「食べ物がとれない」という不安を解消してくれる、素晴らしいものだったのです。

お米が大変な貴重品だった古代では、お米を多量の水で煮て、ドロドロの状態にして食べていました。やがて、お米を「蒸す」という方法が使われるようになり、現在の「炊飯」に近づいてくるのは、奈良・平安時代あたりからです。

お米の生産技術が向上した現代では、たくさんある種類の中からお米を選んで食べることができますね。

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